腕時計基礎知識

腕時計のベルトの素材の選び方

腕時計基礎知識, 賢い時計選び、買い方

腕時計のベルトは「バンド」とも言われ、種類は大まかに、「革」、「メタル」、「ラバー」、「ナイロン」などがあります。
それぞれに長所、短所がありますが、お好みで選ぶか、または季節ごとに付け替え、腕時計を使用するシーンにあわせて腕時計ごと使い分けられます。

革ベルトについて

「革ベルト」は色や種類もバリエーション豊富です。また、もっともフォーマルな腕時計のベルトでもあります。革ベルトの素材は「クロコダイル」「カーフ(牛)」「トカゲ」「バッファロー」など様々です。
使えば使うほどいい味が出てくる革ベルト。定期的なメンテナンスや交換が必要になり、夏場の使用には向きません。

カーフ

生まれてから半年以内の子牛の革です。落ち着いた風合いがあります。光沢はありますがやや固い物もあり、厚みは薄いほうが柔らかく快適性が高いです。

ワニ革

クロコダイル、アリゲーター、カイマンなど種類があります。独自の風合いがあり、少々固いですが丈夫です。光沢あり高級感があります。

パイソン

ヘビ皮で、高価ですがキメ細かい模様があり、大変美しいです。柔軟性もあり肌触りもよいです。

馬革

ホースレザー、コードバンとも呼ばれます。馬革は大変しなやかで、毛穴が少ないのが特徴といえます。牛革よりも長持ち、滑らかな肌触りです。
使うほどに光沢が出て、革財布にも使用される丈夫な素材です。経年変化を楽しめる、味わいのある素材といえます。

サメ革

シャーク、シャークスキンとも言い、表面に筋が多いのが特徴です。凹凸が豊かで、線状に模様があり、水分にも大変強くて丈夫です。使い込むほどに艶が出てくる特製があります。希少価値が高く、非常に高価で、高級時計のベルトとしても多く採用されています。
最も耐久性に優れている革ベルトです。

メタルベルトについて

腕時計用に使用されているメタルベルトはステンレス製がほとんどですが、ステンレスは重い為、より軽い金属素材としてチタン合金製も一部時計に使用されています。

ステンレス

鉄に最低10.5%以上のクロムを含んでいる合金銅鋼のことを言います。「ステンレス」「ステンレススチール」「SS」と記載されている場合があります。
腕時計用のステンレスベルトは、光沢があり非常に丈夫で、熱や水にも大変強いです。
また錆び難いので、高温多湿な日本では最も多く使用されているベルトです。磨き方次第で光沢も調整でき、メーカーによっては磨き分けて光沢を調整している例もあります。
経年劣化も少なく、最も丈夫ですが、「重い」という短所があります。
しかし、逆にこのステンレスの重さであるズッシリ感を好む方も多いです。
またステンレスは金属アレルギーの方には合わないので、体質によりますが金属アレルギー持ちの方はチタン合金を検討してください。
また、使うごとに細かいキズが付きやすく、このキズがメタルベルトの光沢を鈍らせます。定期的にコンパウンドなどで磨く必要があり、メーカーに「新品仕上げ」磨きに出すこともできます。

チタン合金

チタンは非常に安定した金属で、ステンレスよりもさらにサビに強く、汗や汚れも平気で、尚且つ非常に軽く、とても丈夫です。
チタンは金属アレルギーの心配がほとんどありません。肌が敏感な方や軽い腕時計が良い方はチタンベルトの腕時計がオススメです。
チタン、ステンレス共に長年の使用で少しずつ伸びてくる欠点もあります。またコマを止めるピンの部分は錆びますので、その場合は新しいベルトへ交換する必要があります。

ラバーベルトについて

耐久性、弾力性に優れたゴム製のストラップ。ウレタン、樹脂ともいいます。
非常に軽く、汗や汚れが付いても簡単に拭き取れ、革ベルトと違って匂いも付きにくく、なかなか丈夫で、柔らかくて手触りもよいです。金属アレルギーの心配もありません。
革ベルトに比べて劣化しにくいですが、一度亀裂が入ると裂けてしまい新たに付け替えなければいけません。
また、通気性が悪いため、肌の弱い方はかぶれる可能性があります。

ナイロンベルトについて

耐水加工を施したナイロン製のストラップ。 ミリタリーウォッチによく使われ、軽くて丈夫なことから高い人気を誇っています。
ナイロン製なのでキズにも強く、軽いですが汗や汚れは付きますが、化学繊維なので匂いの心配なく、時計から外して丸洗いすることも可能です。

ベルトの選び方

時計のベルトを選ぶ際に考慮するのが、「色」と「質感」です。
本体の質感とベルトの質感を合わせれば落ち着いた系統になるし、逆に合わせなければ「時計が際立つ」あるいは「ベルトが際立つ」と言うことになります。
時計ベルトも洋服と同じように、「目的やシーン、その日の気分に応じて、気軽に使い分けるもの」です。
ビジネスでは、フォーマルで主張しすぎない黒・茶系の革ベルトを使用したり、レジャーやスポーツの時には、カジュアルで機能的な原色系のラバーを使用したり、また自分を大きく見せたい時には、シックで高級感のあるメタルベルトを使用したりと使い分けられます。
また、暑い時期はラバーやメタルベルトを使用し、涼しい時期は革ベルトを使用するなど、季節に応じて使い分けていらっしゃる方も多いです。

ベルトの巻き方

素材の種類に限らず、腕時計のベルトは、少し緩めに巻くのがコツです。こうすることで通気性も良くなり、ベルトへの負担も減ります。一般にベルトを腕に巻いた状態で、さらに指が一本入るぐらいが基本になります。
ただし、重い時計は、ベルトがピッタリフィットするくらいに、隙間無く巻いてください。こうすると腕時計は腕からズレないので、重さも気になりにくくなります。その代わり蒸れ易いですが、小まめに外して腕を拭くと快適です。

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